今週のおすすめWEB小説3選【2020年11月14日】
今週紹介する作品は『眠り姫は、枕をご所望です』『異能専科の猫妖精(ケット・シー)』『知らない星の重神兵』の三作品です。
自薦、他薦受け付けております。こちらをお読みになり連絡してください。
眠り姫は、枕をご所望です(小説家になろう/現実恋愛)
作者は立原シノ先生。ジャンルは現実恋愛です。小説家になろうに掲載中の完結済み作品です。文字数は約32万文字。
双葉 蓮(れん)は、帰り道にベンチで横たわって眠っていた少女を起こすが、その日はただ避けられてその場から立ち去られた。
何故外のベンチで眠っていたのか不思議で仕方なかったのだが、どうやらその少女は同じ高校で密かに噂になっている【眠り姫】こと——————琴坂 雪奈(ゆきな)であった。
「……何でここにあなたがいるんですか………………?」
「居たら悪いか…………?」
今までただ惰眠を貪るだけしかしなく、誰に対しても冷たかった彼女だが、たまにすれ違うだけの蓮と触れ合うたびに次第に少しずつ変化していき………………今まで人に見せたことのない素の対応や反応や素顔も見せるようになっていく……。
眠り姫は、枕をご所望です
主人公双葉蓮と、琴坂雪奈の恋愛を描いた現実恋愛作品です。
ハーレム物ではなく、一対一の恋愛です。ラノベのラブコメ作品にはハーレム物が多いですが、この作品は違いますので、ハーレム物が苦手という方でも抵抗なく読める作品だと思います。
ヒロインのキャラが良い作品です。素っ気ない態度を取るクール系キャラですが、徐々に主人公に心を開いてきます。それ非常に可愛いと感じました。
特別ストーリーが良いというわけではないですが、恋愛ものはキャラの可愛さ、心理描写が重要で、『眠り姫は、枕をご所望です』では、それが非常に巧みに描かれていると思います。恋愛系の作品が好きな方にはおすすめの作品です。
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異能専科の猫妖精(小説家になろう/ローファンタジー)
作者は風見真中先生です。ジャンルはローファンタジー。小説家になろうに掲載中の作品です。文字数は約75万文字。
大神大地は中卒のフリーター。地元では有名な不良だった。
始めたばかりのコンビニのバイトをクビになり、不仲な父親とケンカして近所の河川敷で不貞腐れていると、大嫌いな犬にすり寄られる。
犬から逃げようとしていると見たこともない巨大な虫に襲われ、命を落としかけてしまう。
襲ってきた巨大な虫をはじめとする超常、『異能』の事態に対処する国家公務員、『霊官』に命を救われた大地だが、代わりに自らも異能の存在になり、治療費として膨大な借金を背負わされる。
負債の返済のため、大地は『霊官』を目指すことになり、霊官の見習いとして異能にまつわる事件に巻き込まれていく。
異能専科の猫妖精(ケット・シー)
昨今のなろう系の作品にはあまり無いような作風です。一昔前の学園物のラノベのような作品と言ったら分かる方は分かるかもしれません。
あらすじには書いてありませんが、学園物の作品です。異能を持つ者たちが通う学園に、異能の力を偶然手にした主人公が通うようになるという話の流れになります。
学園物ラノベ系の作品としては設定はありきたりですが、文章力が高く、主人公の心理もきっちり書いているため、感情移入できます。一人一人のキャラクターも、しっかり作りこんであり、魅力的です。戦闘描写の臨場感も上手く書けていますし、全体的に作品としてのクオリティが高いという印象を受けました。
改行や空行がないため、文書が若干読み辛いのが難点だと思います。展開もあまり早い方ではないので、小説家になろう作品に慣れた方だと、序盤は少しストレスが溜まるかもしれません。
一昔前の学園物ラノベがお好きな方におすすめできる作品です。
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知らない星の重神兵(小説家になろう/SF)
作者は宮葉ヒロアキ先生です。ジャンルはSF、異世界転移。小説家になろうに掲載されている、完結済みの作品です。
西暦2082年、俺は軍の補給トラックに乗っていると白い光に包まれた。気がつけば知らない土地にいる。
ここがどこなのかを知るためにドローンを上げると賊に襲われていた父娘を見つけ、人型兵器重神兵(じゅうしんへい)に乗って助けることになる。
そしてここは地球では無いと知った。
地球人によく似たギギ族、大型のガルド族、小型のアフテレ族、さらに見たことない動物がいる。
この世界の家々はガラス戸のないレンガ造りで文明は古代ヨーロッパを思わせる。
もうすぐガルド族の隣国がこの国へ攻めてくると聞かされ、助けた姉妹とギギ族を守るために俺は戦うことを決意し姉妹と旅に出た。
◆◇◆ 旅の途中では異世界(元の世界)のゴミを売ってお金を手にしたり闘技場で重神兵に乗り巨大猿人とのバトルを行って賭けの対象になったり科学技術を使って神をも騙る物語です。
知らない星の重神兵(改稿版)
SF作品です。重神兵という、オリジナルの未来兵器が登場するのですが、丁寧に設定を作りこんであります。作りん込んでいますが、図による解説が乗っているため、分かりにくいという事はないと思います。
重神兵というロボット兵器に乗って主人公が、異星に突然転移するというという設定です。魔法などの超常現象はない作品ですが、ダンドレという巨大な猿が出てきたりします。
ストーリーの流れはテンプレ異世界転移、転生作品と大きな違いはありません。進んだ技術力で、俺TUEEEするのが基本的な流れです。ただ、一人で敵軍を殲滅するとかそこまで無双するというわけではありません。
重神兵の設定の緻密さは見事であると思います。ロボット系やSF系の作品が好きな方は、読んでみて下さい。
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