作者は木の実山ユクラ先生です。ジャンルは異世界(恋愛)。文字数は約11万文字。小説家になろうで連載中の作品です。
「ずっと好きだった。お前がして欲しいことはなんでもしてやる」
不治の病が発病したイルゼは、幼馴染に告白された。
昔からオタクだの根暗だの散々虐めてきたこの幼馴染は、病気を境にイルゼ可愛がりモードに突入した(当社比)
だがイルゼは思う。……私のことは放っておいてくれないかなあ。死にそうだから優しくしてくれるみたいだけど、本当は私、ピンピンしてるんだよなあ……
そう。実はイルゼは、ある人から逃れる為に仮病を使っていただけだったのだ。
意地悪だけど一途な男の子と、絵にしか興味がない鈍感な女の子のはなしです。
仮病から始まるハッピーエンド
この作品の魅力
絵を描くのが生きがいな少女イルゼを主人公とした恋愛作品。公爵家の好色なおじさんの求婚を断るため、イルゼは不治の病にかかっているのを装います。それは成功したのですが、幼馴染の男ルイスにも、不治の病だと思われてしまいます。
イルゼとルイスの不器用な恋愛が魅力の作品です。
幼馴染のルイスはとにかく口の悪い男です。イルゼに憎まれ口を叩きますが、本心ではイルゼに恋心を抱いています。一方イルゼは、恋愛の事などよく分からないという、絵を描く事だけが生きがいの少女です。
中々関係は進展していかないのですが、徐々に二人の心が近づいていく描写が良いと思いました。読んでいてどういう感じで付き合うのだろうか、というか本当に付き合うの? と先が読めず続きが気になります。
恋愛好きの方はぜひ読んでみて下さい。
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