第三十六話 前世の記憶①
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――――500年前。
人間と魔族の大戦『第四次人魔大戦』が起こっているまさにその時代にマナは誕生した。
『第三次人魔大戦』で、人間と魔族、両方に甚大な被害が出 ...
第三十五話 砂漠精霊
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神殿の中をマナは歩く。
黄色い石で出来た古びた床、謎の模様が刻まれた柱、戦士や農民など色々な職業の者を象った石造、どれも見覚えのあるものばかりだった。
「…… ...
第三十四話 到着
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「ところで荒野のどの辺に、神殿はあるんだ?」
ジェードランが尋ねた。
「中央にあるらしいのう。このままずっと南東に向かえば付くじゃろう」
ケルンは ...
第三十三話 道中
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ポーラハム神殿に行軍中。
「の、のう、マナフォース姫……」
ケルンがマナに恐る恐る話しかけてた。
何やらもじもじして、言いにくそうにしている。
第三十二話 出陣
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ポーラハム神殿。
草木の生えていない荒野の真ん中に、ポツンと立っている寂しげな神殿である。
そこに飛王エマが数十人の部下を伴って訪れていた。
「 ...
第三十一話 ポーラハム神殿
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マナは、ポーラハム神殿というワードを聞いて、直感で、アタシが行かなければならないのはそこだ! と思った。
そのあと、次々と神殿にまつわる記憶がよみがえってくる。
第三十話 会う
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(パラソマとほとんど同じ顔! 多分ケルンだ! 会いたいってお願いは通ったんだ)
マナはケルンの情報を調べてみる。
名前 ケルン・プラネット 21歳♀
第二十九話 救出
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――――数分前。
「ここがルルット城か……」
ちょうどルルット城に、ジェードランとハピーが到着していた。
バルスト城より小規模な城であるが、中々 ...
第二十八話 危機
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サイマスはシャーファが報告したことと言って、嫌な予感を感じた。
なるべくその報告をケルンにはさせたくないと思ったが、
「報告とはなんじゃ。お主には姫の姿を写す ...
第二十七話 作戦
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(ケルンに会うと言っても……どうしようか……)
現状、行動の自由は完全にはない状態だ。
会うとしても、ケルンにその気がなければ、不可能だろう。
向こ ...