自作小説,転生幼女の無双国家〜『魅了』スキルで優秀な部下を増やしてたら、無敵の軍勢が出来てました〜

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 ――――500年前。

 人間と魔族の大戦『第四次人魔大戦』が起こっているまさにその時代にマナは誕生した。

『第三次人魔大戦』で、人間と魔族、両方に甚大な被害が出 ...

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 神殿の中をマナは歩く。

 黄色い石で出来た古びた床、謎の模様が刻まれた柱、戦士や農民など色々な職業の者を象った石造、どれも見覚えのあるものばかりだった。

「…… ...

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「ところで荒野のどの辺に、神殿はあるんだ?」

 ジェードランが尋ねた。

「中央にあるらしいのう。このままずっと南東に向かえば付くじゃろう」

 ケルンは ...

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 ポーラハム神殿に行軍中。

「の、のう、マナフォース姫……」

 ケルンがマナに恐る恐る話しかけてた。
 何やらもじもじして、言いにくそうにしている。

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 ポーラハム神殿。

 草木の生えていない荒野の真ん中に、ポツンと立っている寂しげな神殿である。

 そこに飛王エマが数十人の部下を伴って訪れていた。

「 ...

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 マナは、ポーラハム神殿というワードを聞いて、直感で、アタシが行かなければならないのはそこだ! と思った。

 そのあと、次々と神殿にまつわる記憶がよみがえってくる。

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(パラソマとほとんど同じ顔! 多分ケルンだ! 会いたいってお願いは通ったんだ)

 マナはケルンの情報を調べてみる。

 名前 ケルン・プラネット 21歳♀

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 ――――数分前。

「ここがルルット城か……」

 ちょうどルルット城に、ジェードランとハピーが到着していた。

 バルスト城より小規模な城であるが、中々 ...

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 サイマスはシャーファが報告したことと言って、嫌な予感を感じた。

 なるべくその報告をケルンにはさせたくないと思ったが、

「報告とはなんじゃ。お主には姫の姿を写す ...

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(ケルンに会うと言っても……どうしようか……)

 現状、行動の自由は完全にはない状態だ。
 会うとしても、ケルンにその気がなければ、不可能だろう。

 向こ ...

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