第十六話 ほっと一息
<<前へ 目次 次へ>>
飛王エマが去っていったあと、マナはほっと一息ついていた。
(……あれが飛王か……女だったのは意外だったけど……何か凄く気難しそうな感じだったな)
マナは、エマ ...
第十五話 ???
<<前へ 目次 次へ>>
(???ってなんだよ! これって魅了できるの?)
飛王についての情報はよく分からないし、これでは魅了できるのか分からない。元々人間嫌いで、どこに地雷があるのか分からないのに ...
第十四話 来訪
<<前へ 目次 次へ>>
飛王が訪れる当日。
マナは自室で待機していた。
最初にジェードランが出迎えて、飛王を自室に案内する手筈になっている。
「飛王ってどんな奴なんだろ ...
第十三話 飛王
<<前へ 目次 次へ>>
マナは脱衣所で服を着て、執務室に向かう。
(まず最初にジェードランに神殿についての情報を聞こう)
風呂の中でハピーの発言からたまたま思い出した、どこかの神殿に ...
第十二話 神殿
<<前へ 目次 次へ>>
「はぁ~……極楽~……」
マナは幸せを噛みしめながら、お風呂に浸かっていた。
浴槽は広く、三十人くらいは同時に入れそうである。
ここまでの大浴場に入 ...
第十一話 記憶の手掛かり
<<前へ 目次 次へ>>
「あれ? ここ……」
気が付くとマナは、見知らぬ場所に佇んでいた。
黄色い石で出来た、少し古びた神殿だ。
神殿の周囲は荒野である。草木が生えていない ...
第十話 チョロい男
<<前へ 目次 次へ>>
――――ジェードランはチョロい。
あまりにもあっさりと好感度が上がったので、マナの中で疑惑が持ち上がった。
(これなら好感度200にも簡単に上げられるかも)
第九話 ジェードラン
<<前へ 目次 次へ>>
カフスは気分よく自分の過去を喋り終え、その事に大きな違和感を覚えた。
(……ん? 待て……なぜ俺はこんな過去の事をしゃべって。さっき話したばかりの子供に)
そ ...
第八話 捕まる
<<前へ 目次 次へ>>
「歩け」
カフスは、ハピーとマナを縄で拘束して、バルスト城まで連行を開始していた。
隠し通路ではなく通常の道を通って、バルスト城へと向かう。
翼族は ...
第七話 カフス
<<前へ 目次 次へ>>
ハピーは焦った表情で、出口に仁王立ちする男の名を呟いた。
「カフス殿……」
カフスは、ハピーを鋭い目つきで睨み付ける。
「ハピー。なぜ裏切った」